守口市の歯医者なら新井歯科クリニック

今回はマイクロスコープの治療と費用について説明します。
マイクロスコープの有効性は以前にもお話ししました。
詳しくは『マイクロスコープ（顕微鏡）や歯科用ルーペを使用するとできる治療を歯科医が解説』をご覧ください。
これほど素晴らしい治療ができる道具は、保険適応内で治療可能でしょうか？

保険適応になるマイクロスコープ治療とは？

歯科の治療で保険適応できるかどうかは、国が認めたものしかできません。しかし、マイクロスコープを使用した治療はここ最近の出来事であり、保険適応できるものはCTを撮影した上で歯根の先端をカットする治療（歯根端切除術）と、大臼歯の根管治療に限られています。それ以外の治療でマイクロスコープを使用する場合は、自費になるか報酬を頂かないかのどちらかになります。

マイクロスコープが保険適応にならない理由

マイクロスコープの使用は、治療が精密になる反面時間がかかる治療になります。そのため上記の治療以外でのマイクロスコープの使用は、自費でいただかない場合は時間と情熱をかけて治療してもその分の報酬はなく、歯科医院経営では赤字になっていくため歯科医院によっては保険診療ではマイクロスコープを使わないところもあります。
特に根管治療では保険点数が少ないにも関わらずマイクロスコープの利点が多いので、根管治療専門医院では保険適応できないのはうなずける話です。当院では根管治療の保険外報酬はいただいておりませんが、どうしても必要な場合は報酬関係なくマイクロスコープを使用することにしています。
根管治療だけでなく、歯周外科や虫歯治療にもマイクロスコープは活躍しますので、効率よく使用していきたいと思っています。

まとめ

今回は、マイクロスコープを用いた治療は保険適応できるかについて、その理由とともにご紹介しましたが、当院でのマイクロスコープの位置付けは、使用したからいくらかかる、というものではありません。保険適応外診療である根面被覆術（リンク）や、MTAを用いた虫歯治療（リンク）は、その術式に応じた費用をいただいていますのでマイクロスコープ代を別途いただいておりません。

なお、当院は全ての治療を拡大視野で治療することを謳っていますので、当然マイクロスコープを使用しない場合は拡大鏡（歯科用ルーペ）を使用しますので安心してご来院ください。

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