インプラントとは
- 失った歯をとり戻す「インプラント」。
歯がなくなった所の骨に、人工歯根(インプラント)を植えこみ、その上に人工の歯を作る方法です。 -
インプラント治療のメリット
ブリッジと違い、両隣の歯を削る必要がないので、他の歯に迷惑をかけません。
入れ歯と違い、取り外しがなく、違和感はありません。
ご自身の歯と同じようにかむことができ、見た目も気になりません。 - インプラント治療で大切なことは、治療を終えた後、常に口の中を清潔に保つために、継続的に検診を受けることです。
せっかく、インプラント治療を受けても、そのまま放置していると治療が無駄になってしまいます。
インプラント治療の成功のポイントは、治療後のメインテナンスにあります。
普段のケアと併せ、定期検診を受け「一生涯のインプラント」を実現させましょう。
こんな方におすすめ!
- 入れ歯が合わない
- 自然の歯に近い感覚できちんと噛みたい
- 周囲の歯を削らずに治療したい
- 審美性も大事にしたい
抜歯即時埋入インプラント
抜歯即時埋入インプラントは、歯を抜いた直後に即座にインプラントを埋入する治療方法を指します。通常のインプラント治療では、歯を抜いた後に組織が癒えるまで数ヶ月待つ必要がありますが、抜歯即時埋入ではこの待ち時間を省略し、歯を抜いた瞬間にインプラントを埋め込むことが可能です。これにより、治療全体の期間が大幅に短縮され、患者は早くインプラントを受けることができます。また、手術に伴う痛みも削減されるとされています。ただし、唇側の骨が残っていることが条件になります。
静脈内鎮静法
静脈内鎮静法は、点滴を使用して鎮静薬や麻酔薬を患者の静脈に投与する医療プロシージャーで、これを静脈麻酔と呼びます。これにより、患者はリラックスし、手術中は痛みを感じることありません。また、術後の不快な感覚や痛みも抑えることができます。
インプラント治療の料金表
フィクスチャー | 220,000円 |
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上部構造 | 110,000円 |
アバットメント(土台) | 55,000円 |
当院のインプラント治療の流れ
流れは症例によって変わりますので、ここでは簡単な症例での流れを説明します。
1.診断
術前にCTを撮影し、インプラントのプランニングをし他後治療方針について説明します2.1次手術
インプラントを埋入します。3.2次手術
骨に埋入されたインプラントの頭部を出し、上に作成する上部構造をたてる準備をします 同時に、歯茎が少ない場合は歯茎の移動や移植をすることもあります。4.仮歯をいれる
前歯や長いブリッジなどは仮歯をいれて確認をします。奥歯の簡単なケースでは使用しないこともあります。5.上部構造のスキャニング
問題なければ光学印象装置でスキャンして上部構造を作成します。6.定期検診
あとは3ヶ月に1回定期的にチェックします。インプラントは完成してからが大事で、長く持たせるために定期的な検診が必要となります。インプラント治療の症例1
【費用】1本38.5万円~60.5万円(税込)
【リスク】骨の質が良くなかったり、喫煙や糖尿病のリスクがあると正着しないことがあります。
また、インプラントはいれたら終わりではなく定期的なメンテナンスをすることで長持ちさせることが可能です。
メンテナンスを怠ると、インプラントに脱落の危険性が生じます。
インプラント治療の症例2
術前
左下について
骨がある程度残っていたので水平的な骨造成で対応
歯肉が少ないので移植も行った
右下について
骨がなく、垂直的に骨造成を行った
術後の写真
インプラント治療の症例3
抜歯即時インプラント症例写真
抜歯と同時にインプラント埋入から仮り歯まで入れるので、手術回数が少なく、歯のない期間がないことが最大のメリットとなります。
初診
前歯のブリッジが折れて来院。前歯のインプラントは骨が薄く、多くの場合骨の造成が必要だが、治療期間が長くかかってしまう。そのため、今回はインプラントを骨のあるところに埋入して抜歯即時インプラントを選択した
治療計画をたて、埋入ポジションを正確にするためにステントを作成
同日にインプラント埋入から仮り歯まで作成した。
その後歯肉の形態を揃えるために歯肉移植を行い、3ヶ月治癒を待った
その後最終の型取りをスキャンし、完成した
治療期間:約6ヶ月
インプラント治療に関するよくある質問
単純な治療ならインプラント埋入後2〜3ヶ月で上部構造を完成させることも可能です。
骨を作れば半年、大規模な骨造成をすれば終了までに1年かかることもあります。