平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
最近歯牙移植についてのお問い合わせが増えていますので、今回は歯牙移植をする際に使用する『歯牙レプリカ』についてお話ししようと思います。
抜歯が必要だと言われた部位に使わない自分の歯を移植することを『自家歯牙移植』と表記しますが、名称が長いのでここでは単純に歯牙移植と記載します。
歯牙レプリカとは、移植する歯をCTで撮影し、それを模したものを3Dプリンターで作成したものです。レプリカはプラスチックでできており、生体には安全な材料です。
術中のレントゲン撮影に対応しているものもあります。
歯を抜いて他の部位に移植するなんて、夢のようなことのように感じるかもしれません。
成功するには歯根膜の存在が不可欠です。
歯根膜には骨を誘導するだけでなく、周囲の組織の再生に大きな役割を果たしています。
歯を抜いた直後には、良質な歯根膜が充分残っています。
しかし、空気中に触れていることでどんどん死滅していきますので、なるべく手早く移植部位に埋入する必要があります。抜いた歯をすぐに移植部位に埋入できれば良いのですが、ほとんどのケースではそうはいきません。
なぜなら、元々あった大きさとは違う型の歯を移植するために、所定の位置まで移植歯を沈めることができないので、骨を削ることが多くなります。
そして所定の位置に沈めることと骨を削ることを繰り返してやっと所定の位置まで移植歯を沈めることができます。この繰り返しに時間がかかるほど歯根膜が死んでしまい、移植の成功率を下げる要因を生んでしまいます。
この繰り返し作業をレプリカで行い所定の位置に沈めることができれば、歯根膜を失うことなく本来の歯を移植できるというメリットができます。
歯根膜を失いたくないので、ほぼ全てのケースで使用できれば移植の成功率は上がります。ただし、明らかにサイズの小さい歯を移植する場合は必要ないでしょう。
レプリカ一つにつき2万円かかりますが、周囲に金属など詰め物がある場合はCTでの描出が難しく、3万円いただくこともあります。
右側の親知らずを移植
レプリカの試適
移植当日
スキャン
オーバーレイ作成
完成
レプリカは歯牙移植の安全に行うために必要なものです。成功率を上げるためにはぜひ作成してほしいものですが、必要ない場合もありますのでそこは歯科医師とご相談ください。
守口市の新井歯科では、歯牙移植(歯の移植)にも力を入れており、豊富な症例実績があります。歯の移植をお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。
最近歯牙移植についてのお問い合わせが増えていますので、今回は歯牙移植をする際に使用する『歯牙レプリカ』についてお話ししようと思います。
抜歯が必要だと言われた部位に使わない自分の歯を移植することを『自家歯牙移植』と表記しますが、名称が長いのでここでは単純に歯牙移植と記載します。
歯牙レプリカとは、移植する歯をCTで撮影し、それを模したものを3Dプリンターで作成したものです。レプリカはプラスチックでできており、生体には安全な材料です。
術中のレントゲン撮影に対応しているものもあります。
歯を抜いて他の部位に移植するなんて、夢のようなことのように感じるかもしれません。
成功するには歯根膜の存在が不可欠です。
歯根膜には骨を誘導するだけでなく、周囲の組織の再生に大きな役割を果たしています。
歯を抜いた直後には、良質な歯根膜が充分残っています。
しかし、空気中に触れていることでどんどん死滅していきますので、なるべく手早く移植部位に埋入する必要があります。抜いた歯をすぐに移植部位に埋入できれば良いのですが、ほとんどのケースではそうはいきません。
なぜなら、元々あった大きさとは違う型の歯を移植するために、所定の位置まで移植歯を沈めることができないので、骨を削ることが多くなります。
そして所定の位置に沈めることと骨を削ることを繰り返してやっと所定の位置まで移植歯を沈めることができます。この繰り返しに時間がかかるほど歯根膜が死んでしまい、移植の成功率を下げる要因を生んでしまいます。
この繰り返し作業をレプリカで行い所定の位置に沈めることができれば、歯根膜を失うことなく本来の歯を移植できるというメリットができます。
歯根膜を失いたくないので、ほぼ全てのケースで使用できれば移植の成功率は上がります。ただし、明らかにサイズの小さい歯を移植する場合は必要ないでしょう。
レプリカ一つにつき2万円かかりますが、周囲に金属など詰め物がある場合はCTでの描出が難しく、3万円いただくこともあります。
右側の親知らずを移植
レプリカの試適
移植当日
スキャン
オーバーレイ作成
完成
レプリカは歯牙移植の安全に行うために必要なものです。成功率を上げるためにはぜひ作成してほしいものですが、必要ない場合もありますのでそこは歯科医師とご相談ください。
守口市の新井歯科では、歯牙移植(歯の移植)にも力を入れており、豊富な症例実績があります。歯の移植をお考えの方は、ぜひ当院までご相談ください。