- 2023年06月21日
- 歯に物が挟まりやすい!その原因と対処法について解説
歯に物が挟まるという症状は毎回だとかなり苦痛に感じる症状の一つです。
今回は歯に物が挟まる原因とその治療法について解説します。
歯に物が挟まる原因
歯に物が挟まる原因は大きく分けて5つあります。
(A)歯周病により歯が動揺している
歯周病が進行すると少しずつ歯が揺れてきます。そうすると、歯と歯の間(コンタクトと言います)が緩くなってきて物が挟まりやすくなります。
(B)虫歯で穴が開いている
虫歯や歯が欠けると、そこに穴が開きますので、当然物が挟まりやすくなります。
(C)かみ合わせの問題
歯並びが悪いと、先ほど述べたコンタクトが緩かったり失われていることがあります。
特に片方が親知らずがあるがもう片方にない場合、その親知らずが相手がいないことによって伸びてしまうとコンタクトが甘くなり結果物が挟まりやすくなります。

上に親知らずがないため下の親知らずが伸びた状態
このように少しの段差でも挟まりやすくなります。
(D)歯と歯の間に隙間がある
詰め物が合っていなくて隙間が開いたり、詰めたプラスチックが欠けて隙間が開くことがあります。
また、もともと永久歯がない(先天欠如、略して先欠と言います)場合など、空隙歯列になりやすいと、隙間があるので物が挟まりやすくなります。

(E)過去の矯正治療からの後戻り
矯正治療が終了した後、リテーナーなどの後戻り防止の装置の装着を怠ると隙間が開いてきて物が挟まる原因が発生することがあります。
治療法
それぞれ5つの原因に対する治療法を紹介します。
(A)歯が動揺している場合の治療法
一度動揺してしまった歯を元に戻す事はかなり難しい治療になります。動揺度が浅ければ再生療法も適用できますが、物が挟まるほどの動揺であれば難しいことも多いのが現実です。揺れている歯を隣の歯と一緒に被せてしまうことで挟まりにくくするのも一つの手段となります。
(B)虫歯の場合の治療法
虫歯の治療をすることで改善できます。
(C)親知らずがある場合
段差を取るために詰め物をすることも有効ですが、親知らずの場合は抜歯も効果的です。
(D)歯に隙間がある場合
矯正治療で隙間を閉じたり、被せ物を連結して入れることで隙間を消すことが可能です。審美治療に関わることも多い分野のため、詳しくはこちらをご覧ください。
(E)矯正治療後の後戻り
矯正治療の後戻りは珍しいことではありません。元に戻ることはほぼありませんので、歯並びの乱れは少ないと考えられます。簡単な部分矯正で治療可能でしょう。
まとめ
挟まる原因は多々ありますが、改善可能なことがほとんどです。歯の動揺が起きてしまうと大変なため、できるだけ歯周病にかからないように歯の定期検診を受けましょう。
自分自身の健康な歯を維持していくために、普段のケアはもちろんのこと、継続的に定期検診を受けていただくことが必要です。
歯について気になることがあるという方は、是非当院にご相談下さい。
歯に物が挟まるという症状は毎回だとかなり苦痛に感じる症状の一つです。
今回は歯に物が挟まる原因とその治療法について解説します。
歯に物が挟まる原因
歯に物が挟まる原因は大きく分けて5つあります。
(A)歯周病により歯が動揺している
歯周病が進行すると少しずつ歯が揺れてきます。そうすると、歯と歯の間(コンタクトと言います)が緩くなってきて物が挟まりやすくなります。
(B)虫歯で穴が開いている
虫歯や歯が欠けると、そこに穴が開きますので、当然物が挟まりやすくなります。
(C)かみ合わせの問題
歯並びが悪いと、先ほど述べたコンタクトが緩かったり失われていることがあります。
特に片方が親知らずがあるがもう片方にない場合、その親知らずが相手がいないことによって伸びてしまうとコンタクトが甘くなり結果物が挟まりやすくなります。

上に親知らずがないため下の親知らずが伸びた状態
このように少しの段差でも挟まりやすくなります。
(D)歯と歯の間に隙間がある
詰め物が合っていなくて隙間が開いたり、詰めたプラスチックが欠けて隙間が開くことがあります。
また、もともと永久歯がない(先天欠如、略して先欠と言います)場合など、空隙歯列になりやすいと、隙間があるので物が挟まりやすくなります。

(E)過去の矯正治療からの後戻り
矯正治療が終了した後、リテーナーなどの後戻り防止の装置の装着を怠ると隙間が開いてきて物が挟まる原因が発生することがあります。
治療法
それぞれ5つの原因に対する治療法を紹介します。
(A)歯が動揺している場合の治療法
一度動揺してしまった歯を元に戻す事はかなり難しい治療になります。動揺度が浅ければ再生療法も適用できますが、物が挟まるほどの動揺であれば難しいことも多いのが現実です。揺れている歯を隣の歯と一緒に被せてしまうことで挟まりにくくするのも一つの手段となります。
(B)虫歯の場合の治療法
虫歯の治療をすることで改善できます。
(C)親知らずがある場合
段差を取るために詰め物をすることも有効ですが、親知らずの場合は抜歯も効果的です。
(D)歯に隙間がある場合
矯正治療で隙間を閉じたり、被せ物を連結して入れることで隙間を消すことが可能です。審美治療に関わることも多い分野のため、詳しくはこちらをご覧ください。
(E)矯正治療後の後戻り
矯正治療の後戻りは珍しいことではありません。元に戻ることはほぼありませんので、歯並びの乱れは少ないと考えられます。簡単な部分矯正で治療可能でしょう。
まとめ
挟まる原因は多々ありますが、改善可能なことがほとんどです。歯の動揺が起きてしまうと大変なため、できるだけ歯周病にかからないように歯の定期検診を受けましょう。
自分自身の健康な歯を維持していくために、普段のケアはもちろんのこと、継続的に定期検診を受けていただくことが必要です。
歯について気になることがあるという方は、是非当院にご相談下さい。
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