新井歯科クリニックBLOG
2021年01月06日
マウスピース矯正中の食事に関する注意点

マウスピース矯正は最低1日20時間の使用が必要で、できれば食事以外は装着したいものです。ですので、間食のタイミングは難しくなります。どんな食事方法が良いのかを解説します。

はめたまま摂取できる食事はあるのか

残念ながらはめたまま食べられる固形物はありません。なぜらな、かむことでマウスピースが変形し、穴が空いてしまう恐れがあるからです。変形してしまえば予想に反した動きが出てしまう恐れがあるため、絶対にマウスピースをはめたままの食事は控えてください。

飲料水は大丈夫なのか

飲料水にも様々な制約があります。マウスピースをはめていることで、その飲料水が唾液で流されることなくマウスピースと歯牙の間に長期間残留してしまうことがよくない原因となります。

炭酸水

長期間とどまることで酸性になり、歯が溶けるいわゆる酸蝕歯になります。酸によって歯が溶けると、歯がしみやすくなったり、虫歯になったりする原因になります。

ジュースなど甘い飲み物

甘いものには虫歯菌の栄養源となる糖分が含まれているので、当然虫歯になりやすくなります。

コーヒー・紅茶

色の濃い飲み物は、無糖であっても着色の原因になります。

このように、普段口にする飲料水でもマウスピースの使用によって長期間口腔内に残留してしまうことでリスクのある飲み物に変化してしまうので注意が必要です。

マウスピースをはめたまま摂取できるものはあるのか

唯一可能なのが無色透明の水です。水はマウスピース内にとどまってもなんら問題はありません。マウスピース矯正中は普段の飲料水をミネラルウォーターに変えることをお勧めします。

間食はいつとればよいか

とはいっても、おやつが食べたいと思うことやコーヒーを飲みたいと思うこともあるでしょう。そんな時は、食事終わりに摂取してください。マウスピースはあまり取り外しを繰り返さない方がよい装置です。理由は、せっかく動き出しても短時間で外すとまた最初から動き始めないといけませんし、歯にとっても毎回動かされることで歯根吸収のリスクが出てしまいます。そこで、できるだけ外した時にリスクのある食事や飲料水をついでに摂取してください。

食事の後にすること

食事のあとは、歯磨き、フロスをしっかり行って清潔な状態でマウスピースをはめてください。磨き残しがあるままマウスピースをはめることで、先ほど述べたように虫歯の原因になるかもしれません。

まとめ

マウスピースをはめたまま飲食をすることはほとんどできず、水だけが許された飲料水になります。それ以外を摂取したい場合は、できるだけ外した時にリスクのある食事や飲料水をついでに摂取して、それから歯磨きをしっかりしてからマウスピースをはめるようにしてください。

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マウスピース矯正治療の痛みの対処法を歯科医が解説
マウスピース矯正の期間について歯科医が解説します。

著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会

マウスピース矯正は最低1日20時間の使用が必要で、できれば食事以外は装着したいものです。ですので、間食のタイミングは難しくなります。どんな食事方法が良いのかを解説します。

はめたまま摂取できる食事はあるのか

残念ながらはめたまま食べられる固形物はありません。なぜらな、かむことでマウスピースが変形し、穴が空いてしまう恐れがあるからです。変形してしまえば予想に反した動きが出てしまう恐れがあるため、絶対にマウスピースをはめたままの食事は控えてください。

飲料水は大丈夫なのか

飲料水にも様々な制約があります。マウスピースをはめていることで、その飲料水が唾液で流されることなくマウスピースと歯牙の間に長期間残留してしまうことがよくない原因となります。

炭酸水

長期間とどまることで酸性になり、歯が溶けるいわゆる酸蝕歯になります。酸によって歯が溶けると、歯がしみやすくなったり、虫歯になったりする原因になります。

ジュースなど甘い飲み物

甘いものには虫歯菌の栄養源となる糖分が含まれているので、当然虫歯になりやすくなります。

コーヒー・紅茶

色の濃い飲み物は、無糖であっても着色の原因になります。

このように、普段口にする飲料水でもマウスピースの使用によって長期間口腔内に残留してしまうことでリスクのある飲み物に変化してしまうので注意が必要です。

マウスピースをはめたまま摂取できるものはあるのか

唯一可能なのが無色透明の水です。水はマウスピース内にとどまってもなんら問題はありません。マウスピース矯正中は普段の飲料水をミネラルウォーターに変えることをお勧めします。

間食はいつとればよいか

とはいっても、おやつが食べたいと思うことやコーヒーを飲みたいと思うこともあるでしょう。そんな時は、食事終わりに摂取してください。マウスピースはあまり取り外しを繰り返さない方がよい装置です。理由は、せっかく動き出しても短時間で外すとまた最初から動き始めないといけませんし、歯にとっても毎回動かされることで歯根吸収のリスクが出てしまいます。そこで、できるだけ外した時にリスクのある食事や飲料水をついでに摂取してください。

食事の後にすること

食事のあとは、歯磨き、フロスをしっかり行って清潔な状態でマウスピースをはめてください。磨き残しがあるままマウスピースをはめることで、先ほど述べたように虫歯の原因になるかもしれません。

まとめ

マウスピースをはめたまま飲食をすることはほとんどできず、水だけが許された飲料水になります。それ以外を摂取したい場合は、できるだけ外した時にリスクのある食事や飲料水をついでに摂取して、それから歯磨きをしっかりしてからマウスピースをはめるようにしてください。

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著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
TEL
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