新井歯科クリニックBLOG
2024年06月27日
妊娠中に親知らずの抜歯はできる?痛み原因や歯科治療の注意点について

妊娠中の歯科治療はいろいろと気遣うことがありますが、特に親知らずが痛む場合はどう考えれば良いでしょうか?今回は妊娠中に親知らずの痛み原因や歯科治療の注意点について解説したいと思います。

妊娠中に親知らずが痛みやすい原因

妊娠中に親知らずが痛む原因は、以下の3点が挙げられます。

  • 歯磨きが難しくなる
     妊娠中にはつわりの影響で、歯ブラシを口に入れると気持ち悪くなり、歯磨きがしにくくなります。そのため、親知らず周囲の歯肉が腫れやすくなり、痛みが生じます。
  • 唾液の量が減る
     妊娠すると、唾液の量が減少するために親知らず周囲が汚れやすく、痛みが生じます。
  • 女性ホルモンが増える
     妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増えます。女性ホルモンの増加が、歯周病菌の増殖を促し、親知らず周囲の歯茎の腫れや痛みを引き起こします。

妊娠中の投薬について

妊娠中といっても、その状態によって考え方は変わります。
特に妊娠初期の場合は赤ちゃんの色々な部分が作られる重要な時期のため、積極的な投薬は行いません。安定期に入ると、痛む場合はアセトアミノフェンというマイルドな鎮痛薬の使用は可能です。
しかし妊娠中はあまり投薬したいわけではないので、妊娠に備えて歯科治療は終了しておくのがよいでしょう。

妊娠中にできる歯科治療

先ほど書いたように、妊娠初期への投薬を考えると外科処置は行いません。しかし虫歯の治療や神経の処置は可能です。痛みを我慢するよりは治療した方が良いので簡単な治療は安定期に済ませておきましょう。

妊娠中の歯科麻酔について

歯科の麻酔は局所麻酔といって部分麻酔になります。量も少なく、胎児への影響はほとんどないと言って良いでしょう。
痛みに我慢するストレスを考えると、歯科麻酔を併用した歯科治療を行う方が良いでしょう。そして、やはり安定期での麻酔が推奨されます。

妊娠中に抜歯は可能か

結論からいうと可能です。痛みを我慢するくらいなら、麻酔をして抜歯する方が良いこともあるでしょう。ただし、術後の鎮痛剤の服用は前述のアセトアミノフェンになります。緊急性がなければ出産後がよいですし、妊娠初期の場合はせめて安定期に入るまで待つほうが無難と考えています。

まとめ

妊娠中の歯科治療は色々な制約の元で治療しなければなりません。せめて治療する場合は安定期の鬱に応急処置をすませておきましょう。抜歯などの外科処置も可能ですが、応急処置にとどめて出産後に行うのもひとつです。
いずれにせよ、妊娠中に治療をすることがないように定期検診をうけることが大事だと考えています。妊娠を考えている場合は歯科検診も考えておくとよいでしょう。

新井歯科クリニックでは「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングを行っております。歯に関してお困りの方はぜひ「新井歯科クリニック」にご相談ください。

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抜歯後の痛みの原因、『ドライソケット』とは?原因から効果的な予防法・治療法を解説

著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会

妊娠中の歯科治療はいろいろと気遣うことがありますが、特に親知らずが痛む場合はどう考えれば良いでしょうか?今回は妊娠中に親知らずの痛み原因や歯科治療の注意点について解説したいと思います。

妊娠中に親知らずが痛みやすい原因

妊娠中に親知らずが痛む原因は、以下の3点が挙げられます。

  • 歯磨きが難しくなる
     妊娠中にはつわりの影響で、歯ブラシを口に入れると気持ち悪くなり、歯磨きがしにくくなります。そのため、親知らず周囲の歯肉が腫れやすくなり、痛みが生じます。
  • 唾液の量が減る
     妊娠すると、唾液の量が減少するために親知らず周囲が汚れやすく、痛みが生じます。
  • 女性ホルモンが増える
     妊娠すると女性ホルモンの分泌量が増えます。女性ホルモンの増加が、歯周病菌の増殖を促し、親知らず周囲の歯茎の腫れや痛みを引き起こします。

妊娠中の投薬について

妊娠中といっても、その状態によって考え方は変わります。
特に妊娠初期の場合は赤ちゃんの色々な部分が作られる重要な時期のため、積極的な投薬は行いません。安定期に入ると、痛む場合はアセトアミノフェンというマイルドな鎮痛薬の使用は可能です。
しかし妊娠中はあまり投薬したいわけではないので、妊娠に備えて歯科治療は終了しておくのがよいでしょう。

妊娠中にできる歯科治療

先ほど書いたように、妊娠初期への投薬を考えると外科処置は行いません。しかし虫歯の治療や神経の処置は可能です。痛みを我慢するよりは治療した方が良いので簡単な治療は安定期に済ませておきましょう。

妊娠中の歯科麻酔について

歯科の麻酔は局所麻酔といって部分麻酔になります。量も少なく、胎児への影響はほとんどないと言って良いでしょう。
痛みに我慢するストレスを考えると、歯科麻酔を併用した歯科治療を行う方が良いでしょう。そして、やはり安定期での麻酔が推奨されます。

妊娠中に抜歯は可能か

結論からいうと可能です。痛みを我慢するくらいなら、麻酔をして抜歯する方が良いこともあるでしょう。ただし、術後の鎮痛剤の服用は前述のアセトアミノフェンになります。緊急性がなければ出産後がよいですし、妊娠初期の場合はせめて安定期に入るまで待つほうが無難と考えています。

まとめ

妊娠中の歯科治療は色々な制約の元で治療しなければなりません。せめて治療する場合は安定期の鬱に応急処置をすませておきましょう。抜歯などの外科処置も可能ですが、応急処置にとどめて出産後に行うのもひとつです。
いずれにせよ、妊娠中に治療をすることがないように定期検診をうけることが大事だと考えています。妊娠を考えている場合は歯科検診も考えておくとよいでしょう。

新井歯科クリニックでは「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングを行っております。歯に関してお困りの方はぜひ「新井歯科クリニック」にご相談ください。

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著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
TEL
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