平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
「子供の歯が生えたてきたので、虫歯予防について気になる。」
「毎日歯磨きをしているのに、歯科検診で虫歯があるといわれてしまって困っている。」
そんなお悩みをお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。
フッ素が虫歯予防によい、と聞いたことがあると思います。本当に効果があるのか、そして安全性は大丈夫なのか、今回はフッ素塗布の効果や安全性を詳しく解説します。
ネットで検索すると、フッ素は危険だから歯医者さんでフッ素塗布はしないように、といった間違った情報が書かれていることがありますので、わかりやすく説明しようと思います。
フッ素とは『F』で表される原素で単体では存在できません。フッ酸(フッ化水素酸)というものは猛毒で硫酸より強い腐食作用があります。しかし私たち歯科医院で使用しているフッ素はフッ化物ナトリウムというもので、容量を守ればとても安全に使用できます。
フッ化物ナトリウムは市販の歯磨き粉のほとんどに入っているだけでなく、お茶や紅茶にも含まれているので身近にある物質というだけでなく、日常的に摂取していることから安全だと考えて良いでしょう。
ではデメリットはあるでしょうか?幼少期の過剰摂取により斑状歯という見た目の良くない永久歯が萌出する可能性があります。しかし斑状歯は水道水にフッ化物をいれて日常的に取り入れるくらいの量が必要なため、歯科医院でフッ素塗布をするくらいではなりませんから安心してお越しください
歯ブラシが苦手な子供、虫歯になりやすい子供はもちろん効果的です。最近は歯が萌出した時からうまくできていない『エナメル質形成不全』の歯を持つお子様も増えています。原因はまだよくわかっていませんが、エナメル質がもろいため虫歯になりやすい特徴を持っています。そのため、形成不全があればフッ素塗布を計画的に行う方が効果的です
なお、大人の永久歯はエナメル質が完成しているため、歯科医院でのフッ素塗布はあまり意味がありません。(歯磨き粉のフッ素含有は別の意味があるので大人も必要です)
一番効果的なのは最初の永久歯が萌出する6歳の時に定期的にフッ素塗布することです。永久歯はもうはえ変わらないので、虫歯にならないようにコントロールすることが大切です。しかし、小学校入学前のお子様がしっかり歯磨きできるとは思えないので、その時期からフッ素塗布がおすすめです。将来的な虫歯を減らすことができるだけでなく、定期的に歯科医院を訪れることで慣れていき、急な虫歯でもお子様が安心してお口を開けてくれれば治療も簡単に行うことができるからです。
ではどれくらいの年齢からフッ素塗布ができるでしょうか?歯科医院のフッ化物は濃度が高いため、あまりにも低年齢だと飲み込んで欲しくはありません。よって自分で口をゆすいで吐き出せる時期、だいたい2歳半が一番早い時期になります。
また、フッ素塗布は1回したから効く物ではありません。3ヶ月に1回ほど定期的に塗布することで効果的にフッ化物を取り込むことができます
歯科医院でのフッ素塗布はフッ酸とは別物ですので誤解のないようにしてください。
フッ素塗布は早くて2歳半から可能です。虫歯のリスクが高ければ3歳までには歯科医院でフッ素塗布を定期的に行いましょう。リスクがなくても、永久歯が生える6歳からは歯科医院でのフッ素塗布があった方が安心です。定期的に受診するとよいでしょう。
小児歯科において歯みがきは大切ですが、歯みがきだけではお子様の虫歯は予防できません。
ブラッシング指導はもちろんのこと、新井歯科の小児歯科ではシーラントやフッ素塗布の治療に力を入れています。
「子供の歯が生えたてきたので、虫歯予防について気になる。」
「毎日歯磨きをしているのに、歯科検診で虫歯があるといわれてしまって困っている。」
そんなお悩みをお持ちの親御さんは多いのではないでしょうか。
フッ素が虫歯予防によい、と聞いたことがあると思います。本当に効果があるのか、そして安全性は大丈夫なのか、今回はフッ素塗布の効果や安全性を詳しく解説します。
ネットで検索すると、フッ素は危険だから歯医者さんでフッ素塗布はしないように、といった間違った情報が書かれていることがありますので、わかりやすく説明しようと思います。
フッ素とは『F』で表される原素で単体では存在できません。フッ酸(フッ化水素酸)というものは猛毒で硫酸より強い腐食作用があります。しかし私たち歯科医院で使用しているフッ素はフッ化物ナトリウムというもので、容量を守ればとても安全に使用できます。
フッ化物ナトリウムは市販の歯磨き粉のほとんどに入っているだけでなく、お茶や紅茶にも含まれているので身近にある物質というだけでなく、日常的に摂取していることから安全だと考えて良いでしょう。
ではデメリットはあるでしょうか?幼少期の過剰摂取により斑状歯という見た目の良くない永久歯が萌出する可能性があります。しかし斑状歯は水道水にフッ化物をいれて日常的に取り入れるくらいの量が必要なため、歯科医院でフッ素塗布をするくらいではなりませんから安心してお越しください
歯ブラシが苦手な子供、虫歯になりやすい子供はもちろん効果的です。最近は歯が萌出した時からうまくできていない『エナメル質形成不全』の歯を持つお子様も増えています。原因はまだよくわかっていませんが、エナメル質がもろいため虫歯になりやすい特徴を持っています。そのため、形成不全があればフッ素塗布を計画的に行う方が効果的です
なお、大人の永久歯はエナメル質が完成しているため、歯科医院でのフッ素塗布はあまり意味がありません。(歯磨き粉のフッ素含有は別の意味があるので大人も必要です)
一番効果的なのは最初の永久歯が萌出する6歳の時に定期的にフッ素塗布することです。永久歯はもうはえ変わらないので、虫歯にならないようにコントロールすることが大切です。しかし、小学校入学前のお子様がしっかり歯磨きできるとは思えないので、その時期からフッ素塗布がおすすめです。将来的な虫歯を減らすことができるだけでなく、定期的に歯科医院を訪れることで慣れていき、急な虫歯でもお子様が安心してお口を開けてくれれば治療も簡単に行うことができるからです。
ではどれくらいの年齢からフッ素塗布ができるでしょうか?歯科医院のフッ化物は濃度が高いため、あまりにも低年齢だと飲み込んで欲しくはありません。よって自分で口をゆすいで吐き出せる時期、だいたい2歳半が一番早い時期になります。
また、フッ素塗布は1回したから効く物ではありません。3ヶ月に1回ほど定期的に塗布することで効果的にフッ化物を取り込むことができます
歯科医院でのフッ素塗布はフッ酸とは別物ですので誤解のないようにしてください。
フッ素塗布は早くて2歳半から可能です。虫歯のリスクが高ければ3歳までには歯科医院でフッ素塗布を定期的に行いましょう。リスクがなくても、永久歯が生える6歳からは歯科医院でのフッ素塗布があった方が安心です。定期的に受診するとよいでしょう。
小児歯科において歯みがきは大切ですが、歯みがきだけではお子様の虫歯は予防できません。
ブラッシング指導はもちろんのこと、新井歯科の小児歯科ではシーラントやフッ素塗布の治療に力を入れています。