新井歯科クリニックBLOG
2021年08月16日
歯石は自分で取れる?歯石についての疑問に答えます

歯石がついたら歯医者さんでとってもらうことがだいぶ世の中に浸透してきました。
しかし自分でとれたら楽だろうなと思った人もいると思います。今回は、歯石をとるためになぜ歯科医院で治療しなければならないかを解説していきます。

①歯石ってどんなもの

歯石とは、歯面や歯根に固着した石のように硬い物体で2種類あります。

縁上歯石

唾液中のミネラルが固着したクリーム色の石で目視可能です。
放置することで少しずつ増えていき、壁のように歯面いっぱいに付着している人もます。歯科医院で簡単に除去できます。

縁下歯石

歯茎の下に潜り込んだ歯石で、黒い色をしています。この中には歯周病原因菌が潜んでおり、黒い色素を産生する為このような色をしています。この歯周病菌は酸素を嫌うため、嫌気性菌と呼ばれています。だから縁上歯石ではなく、縁下歯石の中に住み着いて悪さをします。

②歯石は自分でとってもよいのか

歯石は固着しているので、自分でとることはできません。爪楊枝で強引に取ることも多少はできるかもしれませんが、歯肉を傷つけたり歯石を押し込んでしまう可能性があるので絶対にやめましょう。自分で取ることは困難を極めますが、歯科医院で専用の器具を使えば縁上歯石であればとても簡単に除去可能です。
しかし、縁下歯石は簡単には除去できません。なぜなら歯茎の下にいるので発見が難しく、さらに除去するにも専用の器具とそれなりの技術がいります。また、歯茎の下を触るので麻酔も必要なことが多いです。ですから、たくさん縁下歯石が付いている場合は何度か歯科医院に足を運んでもらわないといけません。
詳しくは『歯石とは?放置の危険性を詳しく解説します』をご覧ください。

③歯石が引き起こすトラブル

縁上歯石を放置すると、それが歯根をつたって歯茎の中に入り込み、やがて縁下歯石が形成され、空気のない状況下で嫌気性菌が繁殖して歯周病が進行するという構図があります。だから歯石を放置するということは、歯周病が進行することになるので絶対に放置しないようにしましょう。
縁上歯石を除去すれば、縁下歯石がつくきっかけを消すことになるので、こまめな歯石除去は重要です。
縁上歯石は早い人で2ヶ月もあれば付着するので、新井歯科クリニックでは3ヶ月に1度の定期検診でこまめに歯石を除去することをお勧めしています。
定期検診についてはこちら

まとめ

歯石は放置することで歯周病の進行を招いてしまう上、自分で取ることができません。
しかし、縁上歯石であれば歯科医院で簡単に取り除くことができます。最近は医者さんに通っていない方は鏡でご自分の口の中を見て下さい。もし縁上歯石を発見したなら、すぐに歯科医院で取るようにしましょう。

著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会

歯石がついたら歯医者さんでとってもらうことがだいぶ世の中に浸透してきました。
しかし自分でとれたら楽だろうなと思った人もいると思います。今回は、歯石をとるためになぜ歯科医院で治療しなければならないかを解説していきます。

①歯石ってどんなもの

歯石とは、歯面や歯根に固着した石のように硬い物体で2種類あります。

縁上歯石

唾液中のミネラルが固着したクリーム色の石で目視可能です。
放置することで少しずつ増えていき、壁のように歯面いっぱいに付着している人もます。歯科医院で簡単に除去できます。

縁下歯石

歯茎の下に潜り込んだ歯石で、黒い色をしています。この中には歯周病原因菌が潜んでおり、黒い色素を産生する為このような色をしています。この歯周病菌は酸素を嫌うため、嫌気性菌と呼ばれています。だから縁上歯石ではなく、縁下歯石の中に住み着いて悪さをします。

②歯石は自分でとってもよいのか

歯石は固着しているので、自分でとることはできません。爪楊枝で強引に取ることも多少はできるかもしれませんが、歯肉を傷つけたり歯石を押し込んでしまう可能性があるので絶対にやめましょう。自分で取ることは困難を極めますが、歯科医院で専用の器具を使えば縁上歯石であればとても簡単に除去可能です。
しかし、縁下歯石は簡単には除去できません。なぜなら歯茎の下にいるので発見が難しく、さらに除去するにも専用の器具とそれなりの技術がいります。また、歯茎の下を触るので麻酔も必要なことが多いです。ですから、たくさん縁下歯石が付いている場合は何度か歯科医院に足を運んでもらわないといけません。
詳しくは『歯石とは?放置の危険性を詳しく解説します』をご覧ください。

③歯石が引き起こすトラブル

縁上歯石を放置すると、それが歯根をつたって歯茎の中に入り込み、やがて縁下歯石が形成され、空気のない状況下で嫌気性菌が繁殖して歯周病が進行するという構図があります。だから歯石を放置するということは、歯周病が進行することになるので絶対に放置しないようにしましょう。
縁上歯石を除去すれば、縁下歯石がつくきっかけを消すことになるので、こまめな歯石除去は重要です。
縁上歯石は早い人で2ヶ月もあれば付着するので、新井歯科クリニックでは3ヶ月に1度の定期検診でこまめに歯石を除去することをお勧めしています。
定期検診についてはこちら

まとめ

歯石は放置することで歯周病の進行を招いてしまう上、自分で取ることができません。
しかし、縁上歯石であれば歯科医院で簡単に取り除くことができます。最近は医者さんに通っていない方は鏡でご自分の口の中を見て下さい。もし縁上歯石を発見したなら、すぐに歯科医院で取るようにしましょう。

著者情報
院長 新井貴三(あらい たかみ)
新井歯科クリニック院長:新井貴三
弊院では「痛くない歯医者」として、一般歯科に加え、小児歯科・矯正歯科・審美歯科・ホワイトニングなど幅広く対応しております。歯医者が苦手な方のために匂いにまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方は是非守口市の新井歯科までご相談ください。
【経歴】
平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
【所属学会】
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
TEL
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