- 2021年06月14日
- 歯牙移植術に関わる期間について詳しく解説
前回は、自分のいらない歯を別の部位に移植する歯牙移植について『歯牙移植(自分の歯の移植)について、そのメリット・デメリットについて解説します』で説明しました。今回はその期間について述べたいと思います。
歯牙移植での期間について
流れとしては
②根管治療
③固定除去
④仮歯装着
⑤被せ物の作成
の順番で行います。ただし、4・5番に関しては必要ない場合もあります。
①歯牙移植
当日は、多少に痛みや出血はありますが、親知らずの抜歯と同レベルの侵襲の為、痛くて眠れないということはあまりありません。ただし、術野が2箇所(抜歯部位と移植部位)あるので、多少の痛みはありますが、鎮痛剤で抑え切れる痛みですのでご安心ください。
②根管治療・・・移植後3週間〜4週間
20代以降であれば、神経はつながらないので根管治療(根の治療)が必要です。しかし、神経の感染があるわけではありませんので根管治療自体は通常1〜2回で終了します。

ワイヤーの固定を除去しています。
③固定除去・・・移植後2週間〜2ヶ月
移植した歯の固定を除去します。抜歯部位と同じくらいの大きさの移植なら、縫合糸での固定の為2週間で除去します。ワイヤーで固定の場合、移植部位とのギャップが大きいほど固定除去するタイミングは遅くなりますが、2ヶ月以上待つことはありません。
④仮歯装着(移植後2ヶ月〜)
移植した歯が小さい場合、最終的にかぶせものが必要なので仮歯を作ります。しっかり噛むようなら仮歯は必要ありません。
移植部位とのギャップが大きいと3ヶ月待つこともあります。
⑤被せ物の作成(仮歯装着後1ヶ月〜)
仮歯で問題なければ最終補綴物を作成します。噛んで痛くないことが絶対条件です。

しっかり噛ませるために被せ物が必要です。

被せものは必要ありません。
まとめ
歯牙移植後、他の歯と同じように噛めるようになるためには3ヶ月〜半年必要になります。当院の平均では4ヶ月くらいが多いですので、単純なインプラント治療と同じくらいですね。
歯牙移植に興味があればぜひ当院でご相談ください。
お問い合わせはこちら
前回は、自分のいらない歯を別の部位に移植する歯牙移植について『歯牙移植(自分の歯の移植)について、そのメリット・デメリットについて解説します』で説明しました。今回はその期間について述べたいと思います。
歯牙移植での期間について
流れとしては
②根管治療
③固定除去
④仮歯装着
⑤被せ物の作成
の順番で行います。ただし、4・5番に関しては必要ない場合もあります。
①歯牙移植
当日は、多少に痛みや出血はありますが、親知らずの抜歯と同レベルの侵襲の為、痛くて眠れないということはあまりありません。ただし、術野が2箇所(抜歯部位と移植部位)あるので、多少の痛みはありますが、鎮痛剤で抑え切れる痛みですのでご安心ください。
②根管治療・・・移植後3週間〜4週間
20代以降であれば、神経はつながらないので根管治療(根の治療)が必要です。しかし、神経の感染があるわけではありませんので根管治療自体は通常1〜2回で終了します。

ワイヤーの固定を除去しています。
③固定除去・・・移植後2週間〜2ヶ月
移植した歯の固定を除去します。抜歯部位と同じくらいの大きさの移植なら、縫合糸での固定の為2週間で除去します。ワイヤーで固定の場合、移植部位とのギャップが大きいほど固定除去するタイミングは遅くなりますが、2ヶ月以上待つことはありません。
④仮歯装着(移植後2ヶ月〜)
移植した歯が小さい場合、最終的にかぶせものが必要なので仮歯を作ります。しっかり噛むようなら仮歯は必要ありません。
移植部位とのギャップが大きいと3ヶ月待つこともあります。
⑤被せ物の作成(仮歯装着後1ヶ月〜)
仮歯で問題なければ最終補綴物を作成します。噛んで痛くないことが絶対条件です。

しっかり噛ませるために被せ物が必要です。

被せものは必要ありません。
まとめ
歯牙移植後、他の歯と同じように噛めるようになるためには3ヶ月〜半年必要になります。当院の平均では4ヶ月くらいが多いですので、単純なインプラント治療と同じくらいですね。
歯牙移植に興味があればぜひ当院でご相談ください。
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