守口市の歯医者なら新井歯科クリニック

今回は後戻り防止（保定）に使用する装置『リテーナー』について説明します
せっかく矯正治療を頑張っても、後戻りしてしまっては苦労が水の泡です
マウスピース矯正治療後の後戻りについての知識や、リテーナーを使用した防止方法など詳しく説明します。

後戻りが起きる原因

歯並びは偶然の産物ではなく、意味を持ってその場所に並んでいます。
つまり、歯は外側からは唇と頬の筋肉が、内側からは舌の筋肉が押し合うことによりその場所に並んでいます。ですので、ワイヤーやマウスピースで歯の位置を強制的に動かしても筋肉が変わらないので元に戻ろうとするのです。特に動かしてすぐの場合は元に戻ろうとする力が強く、長時間の保定により後戻りは少なくなっていきます。
しかし矯正開始時の年齢にも左右され、生え変わりの時期に矯正した場合は骨格の変化に伴い筋肉も変わるため保定期間が短くなる可能性がありますが、大人になってからの矯正は後戻りする期間が長い傾向にあります

リテーナーの種類

当院ではマウスピースタイプ、細いワイヤーをつけるタイプの２種類があります
マウスピースタイプではインンビザライン社のビベラリテーナーを使用しています

マウスピースタイプは、取り外し式になるため日中は使用しなくてよいので快適に過ごせます。また、夜間の使用ができなくて多少後戻りが始まってしまっても、再びマウスピースを使い続ければもとの歯並びに戻すことができます
よくない点としては、マウスピースも使用期間が長くなることにより穴があいたり汚れたりしてくるので、修理できなければ再製しなくてはならないのでランニングコストがかかります

細いワイヤーは、歯の裏側に取り付けることで保定されます。取り外しではないので面倒がないのが特徴ですが、外れかかっても気付かない場合はどんどん後戻りが進行します。また、ワイヤーがあるおかげで清掃しづらく、歯石が付きやすい傾向にあります
また、舌にあたることで舌感が悪いと感じる人もいます

使用期間

期間は人によってそれぞれで、どれくらいが適正かの目安はありません。一般的には動かした期間の２倍や最低２年以上という話もありますが、筋肉がかわるわけでもないのでずっと使用を続けるのが一番安心です。
リテーナーを辞めるタイミングは、マウスピースタイプなら２〜３年使用後に１日おきにして様子をみて決めることが可能です。
ワイヤータイプの場合は、ワイヤーの短くしていくことでじょじょにとる準備をしていきますが、ワイヤーは元には戻せません。一方マウスピースタイプは後戻りをする時期だと装着時にキツさで感じることができます。キツさがなくなれば１日おきに使用することで段階を踏んで辞めることができるので付き合いやすいリテーナーと言えます

まとめ

以下にリテーナー装置の利点欠点をまとめます

マウスピースタイプ

ワイヤータイプ

矯正で歯を動かすと、必ず保定が必要です
せっかく努力して手に入れた歯並びを長続きさせるためにも必ずリテーナーを使用しましょう

歯に関してお困りの方・歯並びがきになる方は是非守口市内「太子橋今市」よりすぐの新井歯科にご相談ください。

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