平成17年3月 広島大学 歯学部 卒
平成17年4月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所勤務(医長)
平成23年6月 小室歯科 天王寺ステーションビル診療所退職
平成23年8月 新井歯科クリニック開院
iCEED
日本咬合育成研究会
ENー縁ーの会
日本口腔インプラント学会
ご自身の子供の歯並びが気になる、八重歯になってきているなど悩みはございますか?
今回はいつから小学生のお子様の矯正治療を始めるのが良いか、開始時期について詳しく説明していきます。
人間の体は筋肉や神経など部位によって成長するタイミングが違います。
それを表したのがスキャモンの成長曲線という下図のグラフです。
この中で、上顎の骨は神経系型に属するので10歳で95%成長が終わってしまいます。
一方下顎の骨は一般型に属するので思春期を迎えても成長が続きます。
矯正治療をする際に考えることは歯の本数と、歯を並べる場所です。
大人の歯は上顎下顎とも「親知らず」を含めなければ14本の歯があります。
並べる場所とは顎の骨の広さが関係してきます。
少しわかりにくいようでしたら座席で例えてみましょう。
歯の数を人に、顎の骨の広さをソファーとします。
14人がけのソファーに14人座らせることが理想ですが、12人がけのソファーしかない場合にどのようなことをすればよいでしょうか?
ソファーを拡張するか、人数を減らすしか方法がありません。
人数を減らすとは、14人を12人にすればよいので2本の歯を抜く抜歯治療になります。
一方ソファーの拡張とは顎の骨を伸ばす顎骨拡大治療になります。
つまり、矯正の方法には抜歯する方法と顎の骨を拡大する治療にわけられます。
せっかく揃っている健康な歯を抜く方がよいでしょうか?
私自身はもちろん拡張する方が良いと思っています。せっかくある健康な歯を抜くことはしたくないですし、人間が咀嚼するのに必要だから14本ずつあるわけで、それを減らすことは良くありません。
ではどのケースも拡張できるかと言えばそうではありません。先ほどスキャモンの成長曲線で述べたように上顎の成長は早い段階で終わるので、拡張するには10歳までがベストと考えられるからです。
つまり、ある程度年齢がたっていれば拡張できないため抜歯をしないといけない可能性が出てきます。
小学生の矯正の開始時期は低学年からが望ましく、高学年になるにつれて抜歯の可能性がでてきます。迷っているなら早めの相談をしましょう。
ご自身の子供の歯並びが気になる、八重歯になってきているなど悩みはございますか?
今回はいつから小学生のお子様の矯正治療を始めるのが良いか、開始時期について詳しく説明していきます。
人間の体は筋肉や神経など部位によって成長するタイミングが違います。
それを表したのがスキャモンの成長曲線という下図のグラフです。
この中で、上顎の骨は神経系型に属するので10歳で95%成長が終わってしまいます。
一方下顎の骨は一般型に属するので思春期を迎えても成長が続きます。
矯正治療をする際に考えることは歯の本数と、歯を並べる場所です。
大人の歯は上顎下顎とも「親知らず」を含めなければ14本の歯があります。
並べる場所とは顎の骨の広さが関係してきます。
少しわかりにくいようでしたら座席で例えてみましょう。
歯の数を人に、顎の骨の広さをソファーとします。
14人がけのソファーに14人座らせることが理想ですが、12人がけのソファーしかない場合にどのようなことをすればよいでしょうか?
ソファーを拡張するか、人数を減らすしか方法がありません。
人数を減らすとは、14人を12人にすればよいので2本の歯を抜く抜歯治療になります。
一方ソファーの拡張とは顎の骨を伸ばす顎骨拡大治療になります。
つまり、矯正の方法には抜歯する方法と顎の骨を拡大する治療にわけられます。
せっかく揃っている健康な歯を抜く方がよいでしょうか?
私自身はもちろん拡張する方が良いと思っています。せっかくある健康な歯を抜くことはしたくないですし、人間が咀嚼するのに必要だから14本ずつあるわけで、それを減らすことは良くありません。
ではどのケースも拡張できるかと言えばそうではありません。先ほどスキャモンの成長曲線で述べたように上顎の成長は早い段階で終わるので、拡張するには10歳までがベストと考えられるからです。
つまり、ある程度年齢がたっていれば拡張できないため抜歯をしないといけない可能性が出てきます。
小学生の矯正の開始時期は低学年からが望ましく、高学年になるにつれて抜歯の可能性がでてきます。迷っているなら早めの相談をしましょう。