守口市の歯医者なら新井歯科クリニック

かぶせ物や詰め物を入れる時に、今までは歯型をとって模型を作成していました。歯型をとるときは柔らかいガムみたいなものを口にいれて２分ほど固まるのを待ちますが、結構しんどいと言われることもあります。そこで今回は最新の型取り方法である光学スキャナーを使用した光学印象について説明します。

今までの型取り「印象採得」について

詰め物（部分的なものはインレー、かぶせ物はクラウンと呼びます）を作るには、歯型とります。歯型はアルジネートという材料で、ガムのような感触のものをお口の中にいれて、２分ほど硬化を待ちます。なお、セラミック治療の場合は自費治療になるため精度の高いシリコンという材料を使用しますが、硬化はさらに長く５分ほどかかります。
その後、石膏を流して歯の模型を作成する流れになります。

アルジネート（ピンク）という型取り材に石膏（黄）を流します。

こちらはシリコンタイプで保険外診療専用です。
硬化に時間がかかります。

最新の型取り「光学印象採得」について

光学印象とは、３Dスキャナーのようなもので口腔内をスキャンすることを指します。スキャン時間はインレーやクラウン一つなら２分ほどで終了します。
スキャン後はデータを技工所（インレーなどを作る場所）に送るだけで完成するので、模型を作成する必要がありません。

光学印象のメリット

・精度が高い
従来の型取りは型取り時の変形だけでなく、石膏にした時の硬化膨張もあるため変形があります。しかしスキャンには変形がほとんどなく、精度の高い詰め物が作成可能です。

・患者様の不快感を軽減
従来の型取りは時間がかかるだけでなく、嘔吐反射が強い人には不向きでした。光学スキャナーはその点楽に型がとれます。

光学印象のデメリット

・基本は自費治療に使用
保険診療では光学診療が認められていません。ただし今後保険改正で認可される可能性があります。
新井歯科医院の自費診療料金表はこちら

・口が大きく開かない人は奥歯の場合しんどい
スキャナーがやや大きいので、口が小さい人の奥歯はスキャンが大変です。

まとめ

保険治療での導入はまだなので、従来の型取りもまだまだ行われているのが現状です。しかしながら、光学印象は不快感が少なく精度の高い型取り方法です。一度ぜひご体験ください。
守口市の新井歯科では、歯医者が苦手な方のために、患者様の不快感を軽減する取り組みに努めるだけではなく、匂いまで注目した環境づくりを行っております。歯に関してお困りの方はぜひ新井歯科にご相談ください。

お問い合わせはこちら