- 2020年12月28日
- マウスピース矯正を開始するまでに行うこと
ずっと矯正をしたいと思っていて、『やっと決心がついた』という場合にどのようなことを考えればよいでしょうか?
今日はそのような時の流れ、マウスピース矯正を開始するまでに行うことをご説明します。
1.イメージをつける
漠然と矯正を考えるのではなく、
- どこを治したいのか
- 優先順位をどうするか
を考えると治療計画を立てやすくなります。
特に部分矯正の場合はなんでもできるわけではありませんので、優先順位の高いものから治していくことをおすすめします。
例えば、上の前歯の突出感を最優先に治したくて、その次は下の前歯のガタガタで、上の歯の八重歯は大体でよい、といったイメージが重要です。
2.カウンセリング
上記のイメージを担当医にお知らせください。それをもとにどこまで治せるかをカウンセリングにて説明させていただきます。
例えば上の写真の場合、優先順位をつけるとしたら
- ①左側の噛み合わせが逆になっているところ
- ②上の前歯のガタガタ
- ③下の前歯のガタガタ
- ④正中をできれば合わせる
とします。すると、右側の歯と歯の隙間を大きく開けて噛み合わせを整えることを最優先にすれば1番は解決できます。しかし2番と3番を解決すれば正中を合わせる余裕がなくなってしまうかもしれません。そのようなことをカウンセリングでお話しします。
3.スキャンして予想モデル
カウンセリングしたことが可能かどうか調べるために歯形をスキャンします。コンピューターのAIが大体の完成予測モデルを作成します。これは人の手が入っていないので、あくまでイメージをもってもらうのに使用します。
当院ではI-Teroというインビザライン社の口腔内スキャナーを使用しており、かなり早くスキャンできます。
4.クリンチェック
スキャン後、当院のドクターがAIの予測モデルに手を加え、完成モデルを作成します。難症例の場合はここでもう一度患者さんに完成モデルをみてもらって、本当に良いか確認することもあります。
先ほどの写真の症例はクリンチェックをすることでここまで変化します。
※左が術前で、右が治療後の予測です。
5.矯正開始初日
あとは上の図で赤い色で表示されるブロックを歯に付けて、歯と歯の間を削ってマウスピース矯正が開始します。
その後、注意事項に従ってマウスピースの交換をしていけばゴールにたどり着きます。
まとめ
マウスピース矯正では、どこを治したいのか、またその優先順位をしっかり決めることが重要です。そして、その方針を担当医と共有することも大事です。
自分が思っていたゴールとは違う、といったことにならないように担当医としっかり話し合ってゴールを共有するようにしましょう。
また、新井歯科では精密検査1時間(3,000円)で矯正後の完成イメージを確認できるサービスを行っておりますので、是非こちらもご活用ください。
ずっと矯正をしたいと思っていて、『やっと決心がついた』という場合にどのようなことを考えればよいでしょうか?
今日はそのような時の流れ、マウスピース矯正を開始するまでに行うことをご説明します。
1.イメージをつける
漠然と矯正を考えるのではなく、
- どこを治したいのか
- 優先順位をどうするか
を考えると治療計画を立てやすくなります。
特に部分矯正の場合はなんでもできるわけではありませんので、優先順位の高いものから治していくことをおすすめします。
例えば、上の前歯の突出感を最優先に治したくて、その次は下の前歯のガタガタで、上の歯の八重歯は大体でよい、といったイメージが重要です。
2.カウンセリング
上記のイメージを担当医にお知らせください。それをもとにどこまで治せるかをカウンセリングにて説明させていただきます。
例えば上の写真の場合、優先順位をつけるとしたら
- ①左側の噛み合わせが逆になっているところ
- ②上の前歯のガタガタ
- ③下の前歯のガタガタ
- ④正中をできれば合わせる
とします。すると、右側の歯と歯の隙間を大きく開けて噛み合わせを整えることを最優先にすれば1番は解決できます。しかし2番と3番を解決すれば正中を合わせる余裕がなくなってしまうかもしれません。そのようなことをカウンセリングでお話しします。
3.スキャンして予想モデル
カウンセリングしたことが可能かどうか調べるために歯形をスキャンします。コンピューターのAIが大体の完成予測モデルを作成します。これは人の手が入っていないので、あくまでイメージをもってもらうのに使用します。
当院ではI-Teroというインビザライン社の口腔内スキャナーを使用しており、かなり早くスキャンできます。
4.クリンチェック
スキャン後、当院のドクターがAIの予測モデルに手を加え、完成モデルを作成します。難症例の場合はここでもう一度患者さんに完成モデルをみてもらって、本当に良いか確認することもあります。
先ほどの写真の症例はクリンチェックをすることでここまで変化します。
※左が術前で、右が治療後の予測です。
5.矯正開始初日
あとは上の図で赤い色で表示されるブロックを歯に付けて、歯と歯の間を削ってマウスピース矯正が開始します。
その後、注意事項に従ってマウスピースの交換をしていけばゴールにたどり着きます。
まとめ
マウスピース矯正では、どこを治したいのか、またその優先順位をしっかり決めることが重要です。そして、その方針を担当医と共有することも大事です。
自分が思っていたゴールとは違う、といったことにならないように担当医としっかり話し合ってゴールを共有するようにしましょう。
また、新井歯科では精密検査1時間(3,000円)で矯正後の完成イメージを確認できるサービスを行っておりますので、是非こちらもご活用ください。